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こんにちは!Reno Happia BGC (フィリピン・マニラ)です。
マニラにはCADチームがあり、十人ほどのフィリピン人オペレーターが日夜日本からの図面制作依頼に対応しています。
昨年より図面作成の他に、積算業務にも対応できるように、トレーニングをはじめました。
積算とは工事見積もりを意味します。
正確な数字を出すためには、かなりの精度で建物のサイズやディテールを割り出さないといけません。
はじめて作業を行なった時は、建物の見積もりはこんなにも大変な作業量があり、更に学ぶことが多いのかと驚きました。
まずは図面を基に、3Dで建物のモデルを作るところからはじめるのですが、ほんの少しの凹凸やサッシの一つ一つまで作り込んでいきます。
その次に、タイル面や塗装面、金属部や雨樋に至るまで一箇所ずつのサイズを拾っていきます。
ここが最大の難所で、「上げ裏」「天端」「巾木」などフィリピン人のオペレーターからすると、暗号のようにしか見えない建築用語が漢字で多数出てきます。
幸いオペレーター達は全員優秀で飲み込みも速く、用語を一語一語正確に覚えながら、かなりのスピードで上達しています。
一見付加的で地味な作業に思われますが、その裏で高品質なモデル作りや、フィリピン人スタッフの日本語理解に対する努力に支えられて数字ができています。
これからも積算作業を正確かつスピーディーに行なってまいります。