建物を元気に、人を元気にするリノ・ハピア株式会社

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海外業務展開の課題と挑戦 〜CAD事業部のグローバル化への取り組み〜

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こんにちは!CAD事業部です。

 

当社では、CAD業務の一部を既にフィリピンへ展開し、業務効率の向上を図っています。

特に、現地スタッフに業務のフローの意図を正しく理解してもらい、日本と同等の品質で作業を進めるためには、多くの課題を克服する必要がありました。

 

今後、海外のクライアントにも日本と同様のサービスを提供するためには、現地商習慣の理解、市場ニーズ、技術的な調整や品質管理の強化が必要になると考えます。

海外業務の展開における具体的な課題と、それを乗り越えるための取り組みについて紹介します。

 

<言語と専門知識の壁や正確な意思疎通の難しさ>

海外業務を展開する上で、最も大きな障壁の一つが「言語の違い」です。

CAD業務には大規模改修に関する専門用語が多く含まれております、直訳では正しく伝わりません。

例えば「補修図」は、工事の際に必要な修正箇所を示す図面ですが、海外では作成内容が異なるので、作図の目的や適用範囲、内容の違い、日本で標準とされる作業手順が海外では一般的でないこともあり、正しい業務フロー確立するためには、言語だけではなく業界知識や実務経験の共有も必要となります。

 

これら課題を解決するために、以下の対策を講じています。

  • 業務マニュアルの作成:専門用語を視覚的に説明しミスを防ぐ。
  • 標準化された翻訳用語の導入:一貫した用語を使用し、言葉のズレを極力防ぐ。
  • 現地向けの研修プログラム:業務の背景を理解できるよう、実務に基づいた研修を実施する。

 

各プロジェクトの課題解決に向け、本社と海外拠点がChatGPTやMiro、翻訳アプリなどを活用してタイムリーな情報共有を進めており、日々進化しています。

 

長年の作図ノウハウを活かし、様々なお客様の大切な建物の維持管理に貢献できるような図面作成を心がけていきます。

【実際の活用例】