皆さんこんにちは!CAD事業部です。
先日、仮設足場図を作成している中で、長年この業務に携わっていながら、あまり聞きなれない部材の名前を耳にしました。
それが「BKブラケット」です。
「BKブラケットって何だろう?」と気になって調べてみたところ、これは工事現場ではとても重要な役割を担っている部材だとわかりました。
足場といえば、地面にしっかりと組むイメージがありますが、実はそれができないケースもあります。
たとえば、高層階の工事や、道路の上など地面が使えない場所です。
そんなときに活躍するのが「BKブラケット」です。
今回のケースでは、建物のエントランス上部に屋根がせり出しており、地面から足場が組めなかったため、BKブラケットが使用されていました。
BKブラケットは、建物の躯体(くたい)にしっかりと固定し、その上に足場を設置できるようにする部材です。
まるで建物から“腕”を伸ばしたように足場を支えることで、職人さんが安心して作業できるスペースを確保してくれます。
この仕組みによって、地面を使えない場所でも、安全かつ効率的に工事を進めることができます。
工事現場では、何より「安全第一」。
BKブラケットを使った張り出し足場は非常に頑丈で安定しているため、作業員はもちろん、現場近くにお住まいの方々にも安心していただけます。
工事期間中はご不便をおかけすることもあるかと思いますが、BKブラケットのような部材が、現場をしっかりと支えていることを知っていただけると嬉しいです。
こうした工夫や部材のおかげで、私たちの家やマンションの工事は、安全に、そして着実に進められているのですね。
ちょっとした発見が、工事現場を少し身近に感じるきっかけになれば幸いです!