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こんにちは、CAD事業部です。
今回は、竣工書類の一種である補修図の作成についてご紹介します。
まずは現場で建物の劣化部分を目視や打診で調査を行います。調査の結果は、立面図や平面図に手書きで記入されます。
様々な印が記入された図面を現場から受取り、専用ソフトを使用し補修項目別に入力、集計作業を行い図面と集計表を作成するのが大まかな流れになります。
現在では、この作業の大半をフィリピンの現地法人BGCに依頼し作成しており、日本から作業内容を図面と記号などで分かりやすくBGCチームに伝えることが重要になります。
まずは、手書きの図面を見間違えないように見やすく補正します。
次に、図面に記入されているマークや数字に合う入力項目をソフトで設定します。
ここで、手書きのマークや数字がソフト内でどの項目なのかを見分ける一覧表を作成します。
BGCのCADオペレーターが図面を見て、なにを入力するべきなのかを分かるように意識し、極力専門的な日本語を使わないようにしています。
どうしても説明が難しい要点がある場合は、翻訳のサイトやアプリをお互いに利用してスムーズにコミュニケーションが取れるよう心掛けています。
大規模修繕工事で必要な図面の件数は、棟数に比例して増えていきます。
リノ・ハピアではそのような膨大な数の図面を、国内と国外で協力して描き起こしています。
CADチームの作業効率の向上と、その他の仕事を幅広く行うためにもBGCの存在は欠かせません。