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こんにちは!神奈川支店です。
今回は、トルシア形の高力ボルトについてご紹介します。
トルシア形高力ボルトとは、部品と部品をつなぎ合わせる重要な役目を持ったボルトのひとつで、鉄骨建築物や構造物に使われている部材です。
特徴として、締付軸力が安定していることと、高力六角ボルトに比べ施工管理が比較的容易であることが挙げられます。
【施工手順】
高力ボルトの挿入
・高力ボルトのナット及び座金は取付方向を注意して取付をする
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1次締め
・1次締め専用レンチを使用する
・1次締付け完了後ボルト・ナット・座金及び部材にわたりマーカーなどでマーキングを行う
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本締め
・専用シャーレンチにより締付を行いピンテール(画像の赤枠部分)の破断を行う
・挿入したボルトは原則としてその日に本締めを完了させる
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本締め後の検査
・すべてのボルトについて下記項目を目視し範囲内のものを合格とする
① ピンテール(画像の赤枠部分)が破断していること
② 共回り・軸回りをしていない
③ ほぼ一様なナットの回転量(平均±30°以内)
④ ナット面から出たボルトのネジが1~6山の範囲にあるもの
⑤ ボルト、ナット等に傷がついていないか
トルシア形高力ボルトは、ピンテール(画像の赤枠部分)の破断により締付が確認できるため締め忘れを防止できます。
高力ボルトだけでも多くの種類や材料があります。
現場ごとに適切な材料をこれからも提供してまいります。