建物を元気に、人を元気にするリノ・ハピア株式会社

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固定資産税の減額

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こんにちは!営業部です。

 

今回は、大規模修繕工事にまつわる東京都の助成金のうち、固定資産税が減額になる制度をご紹介します。

 

令和5年度税制改正にて、東京都では下記の条件を満たすマンションが長寿命化工事(外壁塗装工事、床防水工事、屋根防水工事)を実施し、工事完了から3ヶ月以内に手続きを行った場合、翌年度に課される建物部分(一戸100㎡まで)の固定資産税が減額になる制度が制定されました。

予算に上限はなく、要件に適したマンションであれば受けることができます。

 

〈対象〉

・築20年以上、10戸以上のマンション

・過去に1回以上の長寿命化工事を実施している

・管理計画認定マンションまたは助言指導に係る管理者等の管理組合に係るマンションであること

・管理計画の認定を受け、積立金を一定以上に引き上げている

 

市町村により割合は異なりますが、23区以内のマンションは翌年度の固定資産税が2分の1に減額になります。

令和7年3月31日までに工事が完了したマンションが対象となるので、この機会に2回目以降の大規模修繕工事をご検討されてみてはいかがでしょうか。

 

積算業務とBIM

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こんにちは!営業部です。

 

今回は、営業部で行なっている積算業務の効率を上げるBIMをご紹介します。

 

BIM(ビム)とは?

現在、建設業界で注目されているのがBIM(ビルディング インフォメーション モデリング)です。

コンピュータ上に作成した主に3次元の形状情報に加え、室名等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能・仕上げ等、 建物の属性情報を併せ持つ建物情報を構築するシステムです。

 

3D CADとの違いは?

これまでの3次元モデルは、2次元の図面を作成したのち、3次元の形状を組み立て、CGでシミュレーションするという流れが主流でした。

もし、修正が入ってしまうと関連する2次元の図面を全て修正し直す必要があり、大変手間がかかっていました。

 

BIMモデルは、BIM対応の3次元CADで作成をします。

初期段階から3次元で設計し、3次元から2次元図面を切り出して作成することで、モデルの編集に追従した設計図書の管理が可能となります。

また、BIMモデルを部分的に修正・訂正をしても、関連する部分に全て自動反映されるので、図面間の整合性を常に保つことが出来ます。

※国土交通省資料より引用

 

私は主に3Dを使い積算業務を行っていますが、さまざまな研修会に積極的に参加し、BIMの運用・活用で業務の効率化を図りたいと考えています。

 

 

 

居住者様とのコミュニケーション

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こんにちは!営業部です。

 

大規模修繕工事では、建物の外部に仮設足場を設置して各種工事を実施します。

仮設足場の1階部分には施錠可能な扉と侵入防止の金網を設置して、外部からの不審者の侵入に対する防犯対策を行います。

上階にも足場ができるため、防犯対策の一環として居住者様にはサッシの施錠をお願いしています。

 

弊社では、居住者様にサッシ用補助錠の貸し出しを行っております。

仮設足場の解体後には、エントランスホールなどに回収BOXを設置して返却ができるようになっています。

 

以前、とある物件におきまして、居住者様からサッシ用補助錠の返却がありました。

そこには手書きで「ありがとうございました。」とメッセージが書かれてありました…!

居住者様とのコミュニケーションが実感できた瞬間でした。

 

その後、工事完了時には「新しい建物に生まれ変わって大満足です。」とのお言葉もいただけました。

これからも、居住者様に寄り添って工事を進めてまいります。

真夏の体調管理

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こんにちは!営業部です。

 

今年の夏は、外気温が39℃など体験したことのないような猛暑が続き、例年にも増して熱中症に対する注意が呼びかけられています。

今回は、真夏の現場で働いている方々に意見を聞いてみました。

 

「今年の夏は外にいるだけで辛い」という意見が多く、過酷な暑さのなかで作業するのに必要なアイテムが多くあげられました。

現場にあると有難いものとして多くの意見が寄せられたのは「空気ファン付きベスト」で、屋外では空調ファンやベストが手放せないことが分かります。

また、塩分補給タブレットや干し梅など、こまめな塩分の摂取と水分の補給を徹底して、体調管理を気をつけているそうです。

 

真夏の現場での体調管理に頭を悩ませるなか、先日テレビで、「現場で1日に3回かき氷を提供している」というニュースを目にしました。

現場で自由にかき氷を食べられるだなんて!なんといいアイデアでしょう。

かき氷を美味しく食べて、体を芯からクールダウンすることができます。

また、熱中症を未然に防ぐセンサーのついたリストバンドなどもあるそうで、良いアイデアや商品は積極的に取り入れていきたいですね。

 

今年は10月まで暑さが続くそうですが、さまざまな工夫を凝らして暑さを乗り切りましょう!

 

太陽光発電設置の義務化

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こんにちは!営業部です。

 

東京都では、2025年4月から太陽光発電設置の義務化に関する新たな制度が始まります。

 

東京都はエネルギーを多く消費する地域です。

その責務として、2030年までに温室効果ガスを50%削減する『カーボンハーフ』の実現に向けて新たな制度を決定しました。

 

その制度とは、再生可能エネルギー発電設備の中で最も費用対効果の高いシステムとされている、新築住宅などへの太陽光発電設備の設置、及び断熱・省エネ性能の確保を義務付けるというものです。

 

当社では、防水改修工事の実施時におけるソーラーパネルの架台として、㈱ベルテック様の“ベルベース”を採用し、無理のない改修工事を実施しています。

設備用鋼製の基礎である“ベルベース”は、日本建築センターの評定により、建築設備の一部分として(建告第1388号に該当)構造安全性に関し、建築基準法令その他の技術基準に照らして妥当なものとされ、安心・安全が証明されています。

(引用元:https://vertec.biz/)

 

また、従来のコンクリート基礎を設置する工法に比べ、工期の短縮や軽量化を図ることができます。

形状も従来工法より防水改修工事に配慮された設計になっており、防水工事の作業空間を確保することが可能な高さになっています。

 

これから太陽光パネルの設置をお考えの方は、防水工事と建物に負荷をかけない太陽光パネル設置の基礎“ベルベース”をご検討されてはどうでしょうか。

新耐震基準の有効性と耐震補強について

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こんにちは!営業部です。

 

今回は建物の耐震基準についてお話します。

 

耐震基準は建築基準法の設計基準として設定され、関東大震災(1923年)以降、大地震が発生するたびに改正されてきました。その後、宮城県沖地震(1978年)で多くの建物が全半壊したのを契機に、1981に基準法が大改訂されて「新耐震基準」が制定されました

 

1995年に発生した震度7の阪神淡路大震災(M7.3)では、「新耐震基準」の建物は約8割が被害なし、または軽微な被害にとどまったそうです。

2011年の東日本大震災(M9.0)においても、被害は微少で、基準の有効性が確かめられました。

 

リノ・ハピアはUR都市機構の管理団地を多く請け負っています。

URの中層壁式住宅(旧耐震基準)においての耐震性は、現行の一次設計にあたる震度5強程度の中規模地震に対しては、建物にほとんど損傷がないことが確認されています。

 

新耐震基準では、震度6~7程度の大規模地震に対しても、倒壊して人命に危害を及ぼすことのないようにしなくてはなりません。

そのため、1981年以前の建物については耐震性を検証のうえ、既存のコンクリート構造物に対して耐震性の補強を行うことが求められます。以下に工法をご紹介します。

 

【耐震改修工法】

・建物の水平耐力を増加させる(強度型補強) −鉄骨ブレ-ス・耐震壁・外付フレ-ム

・建物の靭性を向上させる(靭性型補強) −鋼板・炭素繊維・コンクリート巻き

・建物に作用する地震力を低減させる(免振構造化・制震機構の組み込み

・建物が受ける応力を分散し構造バランスを改善して損傷集中を回避 −耐震スリット

 

いつ起こるか分からない自然災害に備えるためにも、これからも基準に沿って、適切な修繕を行ってまいります。

勾配屋根の修繕工事

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こんにちは!営業部です。

 

街中で、勾配屋根の建物を見かけることがあると思います。

 

勾配屋根は、寄棟(よせむね)や切妻(きりづま)、片流れなどいろいろな形状があります。

そのため、張り替え範囲や、仕上げ材表面の塗装など修繕や改修の方法も多岐にわたります。

 

屋根面は建物の中でも一番日射を受ける部位なので、経年劣化が進みやすく、防水材としての機能を失っている場合も多く見受けられます。

今回は、一般的な切妻屋根をカバー工法で改修した物件についてご紹介します。

 

今回の修繕対象は築36年の中層の建物です。

数年前の大型台風が来た際に強風にあおられ、屋根材が大きく破損してしまいました。

緊急的な修繕は実施したものの、調査をした結果、見た目では分からないですが全体的に経年劣化が進んでいることが判明しました。

 

そこで、大規模修繕と同時にカバー工法による改修を行うことになりました。

工法は、10年保証の高い耐久性と遮熱効果があるアイジー工業株式会社のスーパーガルテクトを採用します。

また、風荷重を検討し、留め具にステンレスビスを使用しました。

撤去による発生材も軽減するため、環境にも配慮された工法です。

 

見た目は綺麗に見える屋根でも、経年劣化で修繕が必要な場合があります。

2回目・3回目の修繕工事の際など、屋根の調査と修繕を検討されてみてはいかがでしょうか。

熱交換塗料「タフコート」

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こんにちは!営業部です。

 

先月、東京ビックサイトにてR&R建築再生展が開催され、リノ・ハピアも出展いたしました。

当日の会場の様子と展示塗料のご紹介をします!

 

今回は、修繕の際に使用される熱交換塗料の「タフコート」を展示しました。

これは、従来の反射や断熱とは違う通年対応型の塗料です。

 

「タフコート」は「入温」と「保温」をコントロールします。

そのため、冬は極度に冷えることはなく、外部の熱を自然に取り込むことができます。

 

夏は熱を取り込むことで更に熱くなるのではないか?と思う方もいると思います。

「タフコート」は気温が25度を超えたあたりから、塗膜内で熱の交換が活発になり蓄熱を抑えます。

つまり、夏の暑い日でも表面温度が高くならないのです。

 

現在はこの機能により、屋根や外壁はもちろん、学校のグラウンドやプールサイドにも使用されています。

子供たちも安心して素足で地面を歩くことができますね!

また、温度のコントロールにより、夏場だけでなく冬場も電気使用量が削減されたことが実証されました。

(詳細:https://www.zen-uaf.or.jp/ カーボン・オフセット認証商品 熱交換塗料タフコートバナーより)

 

地球温暖化の加速により、想定を超えた夏の暑さの今、修繕の際は「タフコート」を検討してみても良いかもしれません。

 

フィリピンの建築物

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こんにちは!営業部です。

 

リノ・ハピアはフィリピンに現地法人がありますが、日本の本社でもフィリピン出身の社員が働いています。

今回は、フィリピンに詳しい社員のブログをご紹介します。

 

私の故郷フィリピンでは、木・竹・ニッパヤシなどで建てられる伝統的な家「バハイ・クボ」があります。

タガログ語でバハイ(bahay)とは「家」、クボ(kubo)とは「小屋」を意味します。

 

竹で骨組みを作り、屋根はニッパヤシの葉を使用しています。

建材自体がとても軽いため、解体や移築も可能です。

危険な動物や浸水を避けるため、地表面から1~2m程に床面を設置します。

これらの建材や建築スタイルは、亜熱帯特有の気候にあった風通しの良いエコな建築方法といえます。

 

現在、マニラのような大きな都市ではバハイ・クボの姿を見かけることはほとんどありませんが、田舎の方に行けば必ず目にすることができます。

「バハイ・クボ」は、まさに先人の知恵が集約されている建築物です!

駐輪場の改修

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こんにちは!営業部です。

 

今回は、駐輪場改修工事をご紹介します!
マンションの理事長さんより、「駐輪場に自転車が収まりきらず困っています。」とご相談をいただきました。

 

改修前はご覧の通り、1セットが上下2台収納の一般的なタイプのラックでした。
上段は自転車が重たく上げるのが大変との意見が居住者様から意見も多く寄せられていたそうです。

 

工事の工期は約1ヶ月。
収納していた自転車は外部(敷地内)に仮の自転車置場を設置し、移動していただきながらの工事となりました。

 

写真のように上段は自動昇降になり、下段はスライド式になりました。

 

今回の改修により、132台収納から160台収納できるようになりました!

 

最近は自動車需要が減り、コロナ禍で自転車の利用者が増えています。
そのような需要に合わせて収納台数がを増やせたこと、長年放置されていた自転車を整理できたことをとても喜んでいただけました。

 

また、綺麗にしたことにより駐輪場の利用料金も見直しをすることができ、お住まいの皆様からも使い勝手が良くなったと好評だったとのことです。

 

毎日の小さなストレスを解消するお手伝いを今後も続けて参ります!
このような小口の工事も得意としておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。