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こんにちは!本社工事部です。
2025年6月1日より、現場での熱中症対策が義務化されました。
具体的には、熱中症の危険性がある作業を行う事業者に対して、「体制整備」、「手順作成」、「関係者への周知」が義務づけられました。
これまでの現場での熱中症対策といえば、塩飴や経口補水液の常備、詰所にエアコンを設置するなどがありましたが、この現場では詰所の横にWBGT値(暑さ指数)を常時計測・表示できる「熱中症予防注意喚起システム」を導入しています。
これにより暑さという目に見えない危険を数値で管理でき、作業員も自分の体調により注意を向けるようになります。
また、監理する側も具体的な指示・対応ができるため、熱中症になる前に予防できます。
最近の夏は危ないくらい暑く、熱中症対策は個人や働く現場の判断任せになっていましたが、今回の熱中症対策の義務化により作業環境の改善などが制度として整えられました。
屋外で働く人々にとっては安心感が増し、働きやすい現場になると思いました。
こんにちは!本社工事部です。
現在施工している物件は、1階が立体駐車場の出入口及び区民施設のエントランスホールとなっています。
お住まいの方以外にも多くの方が利用する建物となるため、1階廻りの動線に大きな影響を与えないように仮設足場を組立ての施工ではなく、ゴンドラSSPシステムを利用し外壁修繕工事を実施しています。
ゴンドラSSPシステムとは、屋上立上りコンクリートに専用フックを架けワイヤーでつり下げて設置するため、歩道が狭くなったり人や車両の出入りにも制限が出ることはありません。
また、飛散防止用のメッシュシートも全面的に張ることが出来るため、仮設足場同様に飛散防止対策もしっかりと施すことが可能となります。
【メリット】
・屋上からワイヤーでつり下げるため、1階廻りを専有せずに施工が可能です。
・メッシュシートと専用養生架台で囲むため、塗料の飛散や資材の落下防止も可能です。
・組立、解体作業が早いです。
【デメリット】
・設置には大きい電気容量が必要となるため、建物に予備電源がない場合は発電機を設置する必要があります。
・ゴンドラでの作業となるため、足場組立時の作業と比べると作業効率が少し下がります。
以上のように、ゴンドラSSPシステムは建物の用途や立地条件に応じて非常に有効な施工手法となります。
特に今回のような公共性の高い建物や、人の往来が多い環境下でも、安心・安全な施工が実現できます。
今後も建物の特性に合わせた最適な施工方法をご提案してまいります!
こんにちは、工事部です。
現在、当社では会社ビルの地下ピット水槽内において、躯体の劣化調査を実施しています。
地下ピット水槽には、湧水槽・雨水槽・蓄熱槽・汚水槽・雑排水槽など、用途に応じたさまざまな種類があり、それぞれ定期的な点検と保守が重要です。
調査の手順としては、まずピット内に溜まっている湧水や雨水などをバキューム車で吸引し、内部を丁寧に洗浄。
その後、構造体(コンクリート等)の劣化状況を詳細に確認します。
【ピット内水槽】
なお、地下ピット内は密閉性の高い空間であるため、安全対策を最優先としています。
作業前および作業中には、以下のような環境測定を実施し、安全性を確認してから作業に入ります。
・酸素濃度の測定
・硫化水素・一酸化炭素など有害ガスの測定
・可燃性ガスの測定
【環境測定状況】
また、送風機を用いて新鮮な空気をピット内に送り込み、十分な換気を確保することで、作業員の安全を守る取り組みを行っています。
【送風機換気状況】
今後も見えないところこそ丁寧に。
安全と品質を重視した施工を徹底してまいります。
こんにちは!本社工事部です。
現在、施工している物件は近隣に住宅が密集しているため、工事中の騒音などを軽減させる環境配慮を行なっています。
その一環で、仮設足場に採光型防音シート張りを行い施工しました。
採光型防音シートとは、商品名の通り防音性能に加え、採光性に優れている防音シートとなります。
通常の防音シートの場合では、外部からの採光を得ることが出来ず、足場内が非常に暗くなります。
そのため、作業性が悪かったり、仕上がり状況などの確認も難しくなるため、足場内に仮設照明を設置する必要性も多々発生します。
採光型防音シートであれば、防音性能と外部からの採光を足場内に採り込むことができるため、足場内が非常に明るくなり安全に作業性よく施工することができます。
【メリット】
・工事中に発生する騒音を軽減し、近隣に配慮することが出来る。
・外部の光を採り入れることができ足場内が明るくなります。
・通常の防音シートより軽いため取り扱い性がよい。
【デメリット】
・メッシュシートとは違い、風が抜けづらいので強風時等は十分注意する必要がある。
・通常の防音シートより価格が高い。
修繕工事の際に、ご検討してみてはいかがでしょうか。
こんにちは!本社工事部です。
現在施工中の物件は、外壁全体が*アルミカーテンウォールとなっており、通常のようにコンクリートの躯体にアンカーを打設し、仮設足場の控えを設置することができません。
*フレームあるいはパネル状の建築物の外壁材料で、建築物の自重及び荷重の掛からない非耐力壁
そこで、アルミカーテンウォールの方立から専用のプレートアンカーで足場の控えを取り、組立を行っています。
今回使用した製品は、正面から直接方立にビスを打ち固定する専用プレートアンカーです。
他にも方立に挟み込めるタイプなど、様々なカーテンウォールの形状に合わせた専用プレートがあり、現場によって適切な足場を立てることができます。
一見足場が建てられないような外壁でも、修繕可能な方法がありますのでぜひご検討ください!
専用プレートアンカー
こんにちは!本社工事部です。
今回は、外壁修繕工事の際に必要な仮設足場についてご紹介します。
1.仮設足場の組立・解体時の注意点
仮設足場の組立・解体作業は外壁修繕工事の中でも一番事故が発生しやすい工種となり、作業中は常に安全意識を高め管理することがとても重要となります。
注意点としては『作業員が仮設足場から墜落することを防ぐための墜落制止用器具(フルハーネス)フック掛け作業』『第三者との接触を防ぐための周囲確認作業』『外壁・ガラスなどの破損を防ぐための適切な養生』などです。
これらの確認を毎日しっかりと行い、完工まで無事故・無災害で施工することを目指しています。
2.必要な届出申請
仮設足場を組み立てる際に、事前に届出申請が必要となる場合があります。
【機械等設置届】
足場高さ10m以上、60日以上足場を設置する場合は、足場図面・足場荷重計算書・足場部材明細等の計画書類を作成し、着手30日前までに所轄の労働基準監督署に届出する必要があります。
【道路使用許可書】
前面道路を利用し足場資材の搬出入を行う場合は、事前に所轄の警察署へ申請する必要があります。
【道路占有許可書】
仮設足場が設置期間中、継続的に道路や歩道などの敷地外にはみ出てしまう場合に事前申請し設置許可が必要となります。
これらの申請を必要に応じて各所に届け周知し、安全を確保しながら修繕工事を行なっていきます。
毎日の安全確認や必要書類の申請など、これからも『安全第一』で修繕工事を行なってまいります!
こんにちは!工事部です。
近年、石綿(アスベスト)の取り扱いについて非常に厳しくなっているのはご存知でしょうか?
以前もブログでご紹介しましたが、今年の4月より修繕工事において、請負代金の合計(消費税込み)が100万円以上の場合、事前にアスベストの含有調査を行い労働基準監督署や自治体に報告書を提出することが義務化されました。
2023年9月までは石綿取扱責任者などの講習修了証を持つ者でも、調査を行うことが出来ます。
それ以降は、「一般石綿含有建材調査者講習」の修了証を持つ者しか調査を行うことが出来ません。
「一般石綿含有建材調査者講習」は以下の内容を学びます。
・建築物石綿含有建材調査に関する基礎知識
・石綿含有建材の建築図面調査
・現場調査の実際と留意点
・建築物石綿含有建材調査報告書の作成
そして、最後に修了考査(筆記試験)を終えて試験に合格した人だけが修了証を取得することが出来ます。
現在、当社の現場担当者のほとんどは、「一般石綿含有建材調査者講習」の修了証を持っています。
事前調査から工事まで迅速に対応できること、また外部に依頼をしないので、調査費も最小限に抑えることが可能です。
修繕工事をご検討中の方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。